同窓会誌・記念誌の手製本の方法
ホットメルトガンによるくるみ製本、表紙は、B4 レザック６６ １７５ｋｇ \42。 ■製本方法●背固め
１． 捨て紙２枚に挟んだ中身を製本機に装着する。
このとき背部の製本機からのはみ出しは極力小さくする。
２． 中身の背に金鋸で７～10ｍｍ間隔の切込みを入れる。
３． ホットメルトガンでまず切り込み部分に沿って糊付けしクッキングシートを被せアイロンがけし、
接着剤を溝に十分しみ込ませる。
４． 次いで背に沿って細長く棒状に糊付けする。糊の量は多めが望ましい。
クッキングシートを被せアイロンがけし、あまった糊が前後左右にはみ出るまで展ばす。
最後にエッジ部分にアイロンを当てておく。
５． 冷えたら製本機から取り出し、捨て紙2枚を慎重に剥離し、前後にはみ出た糊を除去する。
（左右にはみ出た糊は鋏で切取る。）
●表紙の取り付け（くるみ製本）
１． 背表紙幅を測定しディバイダーで折り目を付け内折りする。
２． 背固めした中身に表紙をかぶせ製本機に取り付ける。
３． 背部にアイロンを当て中身を接着させる。
４． 冷えたら製本機から取り出し、表表紙・裏表紙のノド部分にプレミアム糊を細く付け閉じて貼り付ける。
５． 糊ガ乾燥するまで中身は開かないこと。
●「見返し」の貼り付け 表紙を取り付けてから見返しをつけます
１． 表表紙・裏表紙のノド部分にプレミアム糊を細く付け、二つ折りした｢見返し｣を挿入し貼り付ける。
２． 紙厚はお好み
■製本例
５０周年記念誌
A5サイズ、厚さ１７ｍｍ。
写真の例では「見返し」はつけていません。
（左の写真で鉛筆メモが残っています）
汎用型製本機と平行線筋付け器具使用。
ホットメルトガンとアイロンによる製本。
プレミアム糊：ボンド㈱の紙用プレミアム（細口ノズル）を細かい作業、仕上げ用に使用。
数々の製本例の中で一番綺麗で丈夫にできている。プロと変らない出来栄え