論文製本・自分で自宅で手製本
部数が１０部以内なら一度チャレンジしませんか？ 大学教授もご自分製本しておられます。
■動機
０５年から２年経ち進歩したので報告します。 表紙はつけていませんが、くるみ製本などで簡単に表紙を付けられるので省略します。
背の拡大写真。
■準備する道具と材料と消耗品
| No | 名前 | 用途・説明 | 入手方法 |
| - | 製本材料 | 不要Ａ４サイズＰＰＣ用紙など、 厚さ１３ｍｍ | ホッチキスは取り除く |
|---|---|---|---|
| １ | 汎用型製本機 | 製本機 | 製本屋さん商品 |
| ２ | ステンレスブラシ | 毛羽たて道具 | 製本屋さん商品 |
| ３ | 細口ボンドＢ１ | 接着剤 | 製本屋さん商品 |
| ４ | 不織布 | 背を補強する。短冊状に切っておく | 製本屋さん商品 |
| ５ | 厚紙 | 背を硬くする。厚さ０．２ｍｍ。 | ２１０ｘ１３ｍｍにカット |
| ６ | かなつち | プラスチックゴムの頭 | 百均で購入。長さ２５ｃｍ |
| ７ | 筆 | 穂先の平らな筆 | 百均で購入。長さ２０ｃｍ |
■手順
１． 背固め
１）製本機をさかさまにして用紙をいれ、背を綺麗にそろえる。締め付けて、１８０度回転し正立させる。
２）筆に水を含ませて背に水をつけ柔らかくする。すぐしみ込むのでたくさん付けないこと。
３）ステンレスブラシで毛羽立てる。
４）ボンドＢ１を塗る。
５）背が広がっているので、背の両側をつまんで、もとの大きさに戻す。
６）ボンドＢ１を塗る
７）不織布を貼り付け、上から金槌で軽くたたく。
８）背が広がっているので、背の両側をつまんで、もとの大きさに戻す。
９）ボンドＢ１を塗る。
１０）製本機に引き込んで背を圧縮する。
２． 背に厚紙を貼り硬くする
１）長方形にきった厚紙を貼る。
■結果
市販のホットメルト製本と変わらない強度が得られた。
・背を硬くすると、強力な製本が簡単に出来ます。
・背を湿らせてステンレスブラシで毛羽立たせると、強力な製本が簡単に出来ます。
・金槌でたたいて、接着剤を進入させる強力な製本がる。