製本屋さんトップ  2010/05/19更新

 手作り本に使われる接着剤の種類と特徴  

  水性形樹脂の接着剤とも呼ばれます。主成分が酢酸ビニール系の接着剤。酢酸ビニール系約50%、水分約50%です。: 白色、水に溶ける、乾くと透明が特徴です。手作り製本する場合、最も広く使われている接着剤です。   
 商品の種類が多くて、購入時迷うことが多いので、お薦めの接着剤を選びました。接着剤の費用節約するために、少量で高価な細口ノズル接着剤と無くなった時補充する安価で多量の接着剤を検討する。補充用接着剤はグラム単価が安いため。
特徴:凍結厳禁(2度C以上で保管のこと)。  温度が上がると流動性が増す。
  製本屋さんは、難しい接着剤の小口わけ時は、接着剤の温度を上げて作業しています。

■酢酸ビニール樹脂: 紙、木、布、皮  ◎水で簡単に薄めることができ、非常に使いやすい
No 主成分 特徴 備考
木工用接着剤   ◎安価50mlで190円 
速乾用は酢酸ビニール系樹脂約55%、水分45%
×乾燥に長時間(1~10時間) 水分が蒸発
 最も一般的な接着剤、入手容易
×ノズル内径3mm、外径5.3mm
 3円/g


■酢酸ビニール樹脂など: 製本用接着剤    乾燥しても木工ボンドより弾力性がある
No 主成分 特徴 備考
製本用ボンドB1  業務用、最低3Kg以上
酢酸ビニール樹脂など。コニシ㈱製本用接着剤
ボンドB1と木工ボンドとの比較表。
 1円/g
細口ノズル製本用B1  製本屋さんの商品800円
酢酸ビニール樹脂など。コニシ㈱製本用接着剤を30ml詰め込む
蓋にネジが無くて、操作性がいい。
◎ノヅル内径1mm、外径2mm
狭い場所に接着するとき。接着剤スタンド付
 24円/g
 細口
ボンドB1チューブ50ml  製本屋さんの商品400円。コニシ㈱製本用接着剤ボンドB1を55グラム詰め込む。空チューブ1本付 ノヅル内径4mm チューブ容器入りB1
 7円/g
 
ボンドB1補充用350ml  製本屋さんの商品1100円
コニシ㈱製本用接着剤を小分けして詰め込む
ノヅル内径5mm、外径7mm
 3円/g
 補充用
ビニダイン
 図書館で蔵書の補修に使われていた。
 製本屋さんもボンドB1以前には使っていた。